施工事例
CASE
屋根 ヒビ割れたスレート瓦を塗装する
戸建 木造2F建て 築10年
スレート瓦
●施工後
最近塗り替えで増えているスレート瓦ですね。こちらのお宅は大半が割れていたため、ヒビ補修してからの塗装となりました。
塗る前の補修したところがこんな感じです↓↓↓
スレート瓦ってどんなもの?
このスレート瓦は厚みが4~6㎜程度、主成分がセメント、あとは増粘剤という接着剤のようなものを混ぜて作られています。工場から出荷される時点で、表面は塗装されているので保護されています。表面の塗装が傷んでしまうと徐々に水が染み込んでヒビ割れを誘発し、ひどいと雨漏れの原因にもなってしまうので、基本的には塗り替えが必要です。
ただ、2000年よりも前に作られたスレート瓦にはアスベストが入っているので強度もあり、30年塗装なしで使っていたなんて建物をたまに目にします。コケなどは付着していますが、意外とヒビ割れが少なかったりします。
どうして2000年より前に作られたスレート瓦は強度があるの?
実は、2006年に国がアスベストを含む建材の製造を禁止にしているのですが、それよりも前に各製造メーカーではアスベストに変わる材料を使うようになっていました。それがちょうど2000年ごろからなんですね。でも、試行錯誤しながら探しても、なかなかアスベストと同等の強度を保てるものは見つからず、結果的にスレート瓦の強度は弱くなってしまいました。
それがこの結果です↓↓↓
アップで見ると・・・
ごくごく最近のスレート瓦がどの程度の強度があるか?答えはわかりません。10年ぐらい経ってみないと誰にもわからないんですよね、実際のところ・・・
今現在言えることは、2000年~2008年くらいまでに作られたスレート瓦の中には強度が弱いものが含まれているので、塗り替えの際には、ヒビ補修か極度にひどい場合には屋根のふき替えが必要になる建物があるということです。
この年数に該当する建物の塗り替えをご検討中の方は、見積りを依頼した際には、ヒビ割れの程度を見てもらうといいと思います。