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外壁塗装・自然素材リフォーム

施工事例

CASE

外装

外壁 ALCの外壁材をメンテナンスしたい

2016.10.31

ALC 築10年

外壁ブルーグレー色をオフホワイト色へ

屋根ブラック色をこげ茶色へ

外壁・屋根塗装・シール目地部分補修・ベランダ防水で80万円

その他天井点検口2ヶ所新設10万円

 

●施工前

●施工後

 

 

別の角度から見てみましょう。

●施工前

●施工後

 

●施工前

●施工後

 

 

ブルーグレー色だった外壁はオフホワイト色へ変わりました。屋根は元々、ブラック色だったのですがこげ茶色に変わっています。画像だとわかりずらいのですが、ホワイトと茶がすごくいい感じに仕上がっています。選ばれた奥様のセンスが光ります!

 

 

こちらの建物は、ALCという外壁材で出来ています。軽量気砲コンクリートといって、コンクリートより軽く、空気を含んでいるため断熱性能が備わっています。1枚の大きさが60㎝×180㎝で厚さ3㎝、それをつなぎ合わせ、つなぎ目にはシール材を入れて水の侵入を抑えています。

 

 

メンテナンスとしては塗り替えになります。今回は、エスケー化研のセラミクリーンという水性塗料をお勧めしました。10〜15年前、ネット口コミで良くない評判を立てられた塗料です。比較的リーズナブルですが、耐久性は全く問題なし。証拠と言ってはなんですが、10年経過した状態を動画で公開していますので、よろしければご覧ください。ALCの外壁には相性がいいと思います。

動画を見る場合はこちら

 

 

つなぎ目のシール材が劣化によりボロボロ剥がれる状態の場合には、シール材も新しく充填してから塗ります。今回は、シール材はそこまで劣化していないので、部分的に補修をして塗装をすることになりました。

 

 

部分補修が必要になったつなぎ目は以下の画像のような感じです。真ん中の白いところが、表面に塗った塗膜に亀裂が入り下地が見えている状態です。

 

 

 

お客様が早めに気づかれていらしたので、一番ひどいところで画像のような状態でした。全体的には良好と言えるレベルです。

 

 

ALCの場合、つなぎ目のシール材を塗ったところが劣化してくると、やがて水の侵入が始まります。他の外壁も水の侵入は基本的にNGですが、ALCの場合特に致命傷になりやすいのです。中に鉄筋が埋め込まれていて水がそれに触れると錆びて膨張し、ALCが割れます。これを爆裂といいます。割れたところを直すのがけっこう難しいので、シール材がボロボロになる前のメンテナンスをお勧めします。

 

 

さて、こちらのお宅では、ベランダからの雨漏りのご相談を受けていました。ベランダは結構広くて、リビングの天井上がほぼベランダという造りです。

 

 

 

 

水をかけながら調査した結果、ベランダ内に1ヶ所大きめの穴があり、そこから水が浸入していました。それがこれです↓↓↓

 

 

 

ここを塞いで塗るわけですが、ベランダからの水の侵入経路は他にも考えられます。そのため、1Fのリビング天井に点検口を付けるご提案をしました。万が一雨漏りした場合、そこを開けてどこから水が入っているかを確認できる形にするのです。

 

こちらでは2ヶ所付けました。リビング天井は天然木の杉板を貼って仕上げていますので、開口に失敗したら大変なことになりますが、そこはリフォーム専門店の強みであるベテランの大工さんとの連携により無事つきました。

 

 

 

 

雨漏りは塗装工事では解決できない場合もあり、原因を考える時、どうしても他の建築知識が必要になります。私は昔、趣味で車の塗装をしていた人間ですが、外壁塗装をやっていくにあたり塗装専門店ではなく、リフォーム専門店の道を選びました。建築知識を身に付けるには総合的なリフォームで経験を積み重ねるのが近道と考えたからです。

 

 

雨漏りの侵入経路を断つだけでなく、万が一の時にうまく付き合っていける方法を考える。あとは数年経過したときに、雨漏りが止まっていることを祈るばかりです。

 

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