施工事例
CASE
外壁 サイディング継ぎ目シールもやり替えたい
窯業系サイディング
木目柄 単色塗りつぶし 築10年
外壁・屋根塗装・シール打ち替え 102万円
●施工前
●施工後
●施工前
●施工後
サイディング継ぎ目シール材の劣化が気になるということでした。建ててくれた業者に聞いてみたら、外壁・屋根塗装とシール材打ち替えで200万円近くかかると言われ、そんなにかかるものかとご相談いただきました。開口一番、私の答えはNOでした。
早速、その気になるという継ぎ目シールを診断してみると、確かに傷み始めていました。継ぎ目シールとはこんな感じのところです↓↓↓
外壁のところどころに縦に入っている継ぎ目なんですね。横に入っているラインは、サイディング材のデザインですので関係ありません。ここはサイディング材の継ぎ目にあたり、だいたい1㎝から1.5㎝くらいすき間を作って、その間にシール材を充填して水が入らないようにします。
そのシール材の寿命は10年ぐらいです。日当りがいい南面・西面では早いと5~6年ぐらいで劣化が始まり、劣化すると表面にヒビ割れが起こります。さっきの画像をもう少し拡大して見てみると・・・
ここが劣化してくると中に水が入って、サイディング材の膨れや剥がれを引き起こします。ちなみに水が入ったらこんな感じになります↓↓↓
黒っぽく見えるのは、錆びです。シール材を剥がすとハット材と呼ばれる部材が入っていて、材質は鉄。当然、水分に触れれば錆びますよね。
もし、水がもっと回っていたらサイディング材自体に水分が吸収されて、柔らかくなってしまいます。そうなると塗装では対応できないので、部分的に張替えが必要。
こちらのお宅では、この状態になっていたのはベランダの壁のみで、あとは問題ありませんでした。この錆が出ている箇所も、周辺部を剥がしてやり替えるほどではないので、今回はシール材を打ち直す方法で対処しました。
シール材を打ち直した後の画像はこちら↓↓↓
窯業系サイディングの外壁の場合、築10年ぐらいまでの塗り替えがお勧めです。それ以上経つと、シール材が劣化して水が回るようになり下地が傷んでいきます。下地が傷んでくると、『このままでは大変なことになります』『家が壊れます』などと、いささかオーバーな表現を使う業者も出てきます。なのでお早めに・・・